【どうすればモノを買ってくれるのか】消費者心理に影響を及ぼす要因一覧

日本を支えるメーカーにとって一番に考えなくてはいけないのが

「どう工夫をすれば、生み出したモノが売れるのか」ですよね。

 

今回はこのお題について、一消費者の立場から、はたまたそれを含むより大きな括りからの視点で、思考してみました。

  1.  気候

気温が突然高くなったりした時、皆さんはどんなものが食べたくなりますか?

まず出てくるのはアイスクリーム、冷たい飲み物等ではないかなと思います。

この、気温が上昇するに従って売れる商品を「昇温商品」と言います。

実はこの昇温商品、他にも ・カレーライス
             ・牛丼
             ・おにぎり(梅、鮭、明太子、辛子高菜)
             ・和風キノコスパゲティ
             ・豆腐サラダ
             ・漬物
             ・トマトサンド
             ・マグロ丼
             ・幕の内弁当
             ・発泡酒
             ・白ワイン
             ・お茶系
と、消費傾向分析により、案外意外なものまで存在しているんです。
また、上記の逆である 気温が下降するに従って売れる商品を「降温商品」と言います。
        例として ・天丼
             ・海苔弁当
             ・おにぎり(ツナマヨ
             ・ナポリタン
             ・カルボナーラ
             ・ポテトサラダ
             ・煮物
             ・オムレツ
             ・おでん
             ・フライドポテト
             ・総菜パンや菓子パン
             ・日本酒
             ・赤ワイン
             ・肉まん系
などがあります。総じて夏は和風、冬は洋風が好まれる傾向にあるようですね。
これらの心理を存分に利用するには、先々の気温データを収集し、特に最低気温、最高気温に注目すべきだとも言われています。
 
また、気温の他に 雨が降ったら 外出しなくなる=小売店の売り上げが軒並み低下したり、湿気なども注視した方がよい要素です。
 

 2. 世の中の雰囲気

とてもおおざっぱな言い方になっていますが、つまり世に出回る「ニュース」の良し悪しということです。

例えば、「~社が新商品を発売しました!」「~社のこんな商品が売れ行き好調!」

だったり、または一見消費と直接関係がなさそうな「農家の後継ぎ不足により日本農業衰退の危機!」「米中貿易戦争の悪化!」なども、結果的に消費心理がマイナスに働き

、お金の巡りが悪くなることとなってしまいます。

真実を世に伝えていくことがメディアには求められていますが、国の経済を良くするには、大々的にネガティブな側面ばかりを報じるのではなく、ポジティブな面を今より強く報じていくべきなのではないかと思っています。

 

 3. 話題性

現在では、我が国のSNS利用率は約71%をオーバーしており、これからも上がり続けるでしょう。そんな、流行の火蓋が切られれば瞬く間に世の中に知れ渡る時代において、話題性は昔よりも大変重要なキーワードとなりました。

では、話題性を付加するには、どんなことをすればいいのでしょうか。

目新しさであったり、逆にひと昔流行ったものを再び表現したりと様々ですが、一番大切なことは、瞬発的に飛びつけるような手軽さだと考えています。(始めたりするのに労力がかかるなんて言語道断…)始めてみる、試してみるハードルを出来るだけ下げることは結果的に、流行を生み出す一助となるのではないでしょうか。

あとは、見た目(SNS映えなんていいますね)であったり、限定品(期間限定、地域限定)も話題性を付加するのに必要な要素になりますね。

 

 4. 給料日との関係性

待ちに待った給料日!

友達とショッピング!

給料日というだけで気持ちに余裕ができ、買う予定のなかったものまで思わず買ってしまう経験、ありませんか?

給料日前日やボーナスの時期に合わせて新商品の発売日を設定すれば、試しに買ってみよう!という気持ちに追い打ちをかけることが出来ます。

 

 5. 商品の産地や生産者、生産会社

聞いたことのない会社の商品に対し不安が生じることは少なくともあると思います。

大企業の商品は自然と安心安全だと考えてしまうのが消費者というものです。

要は長年積み重ねた信頼があるかどうかですよね。

野菜を例にとってみます。

野菜にも産地というものがありますが、高齢者の方は特に産地を気にして買う傾向があるそうです。長く生きてきた中でどの野菜はどこが美味しいなどの基準が自分の中にできているからでしょうか。

また、生産者がどんな方なのか知れるのも消費者心理に安心を与える要因となりますね。生産者の写真やプロフィールを野菜と共に展示している八百屋を見かけると、素晴らしい取り組みだなと感じるばかりです。

 

 6. 目線に合わせる

棚に商品が並んでいるとき、まず最初に目に飛び込んでくるのは目線の高さにちょうどある商品です。その後結局、上や下の商品に目がいくのでそこまで大きな影響を与える要因ではないように思えますが、ここで強調したいのはファーストインプレッション(第一印象)の重要さです。

例えばお酒をテイスティングする際、何度も口に含まず一度限りで、ファーストインプレッションを大切にしろと言われます。

初対面の人と会うときも第一印象を気にしますよね。

それほど、人間の脳や心理的にファーストインプレッションは記憶に残りやすく、かつ精度も高いということです。

 

 7. 非日常感

旅先やアミューズメントパークなどの、非日常的刺激を与えてくれる場所でも、消費心理はポジティブになります。興奮と感動により消費に対する小さな不安(少し高いな、本当に必要かな、など)が吹き飛ぶことが最も大きな理由でしょう。

 

 

~最後に~

経済専門家でもない素人が考えてみただけなので、消費者心理に影響を及ぼす要因は確実にまだまだあると思います。

こんなものもあるよ!って方がいたらぜひ、コメントで教えてください!